医療法人社団 だいだい
あんしん、まごころ。タムスグループ
篠崎駅前わんぱくクリニック
赤ちゃんがベッドから落ちて頭を打った。こどもが走っていて頭から転んだ。
そんなひやりがお子さんには多いかと思います。
経過観察のポイントとして、まず理解しておくべきことは
出血の始まりはあくまで受傷時点ということです。後から突然出血が始まるわけではありません。
従って、もし出血があって、その勢いが激しければ受傷後(1~3時間)で症状が出現しますし
逆に受傷後無症状が長く続いているということは、出血していない可能性が高いことを意味します。
このことから受傷後最初の1~3時間は特に注意する必要があり、6時間、12時間さらに24時間と
時間が経っても元気なら安心して良いと言うことになります。
その際、乳幼児では症状がわかりにくいので
①機嫌が良い
②ミルクの飲みや摂取量に変化がなく普段通り
③元気に遊んでいる
④周囲に対しる、こどもらしい注意や関心が充分ある
(元気がない、嘔吐、などいつもと様子が違ければ脳神経外科のある医療機関に受診する必要があります)
頭を打った後、特に普段と変わりなく、症状のないこどもの大多数は実際何の問題もありません。
従ってむやみに恐れる事は無く、普段通りの生活をさせてみて冷静にこどもの状態が普段と違わないか観察する
ことが結果的にこどもを守る事になると言えます。